
猫ちゃんの身体にとって最も大事な食事。
キャットフードにはこだわりたいですよね。
我が家ではモグニャンというグレインフリーのキャットフードを与えています。
ただこのモグニャン、SNSやAmazonなどの口コミで評判が悪いのが気になります。
- モグニャンはステマっぽくて怪しい
- 海外製で危険じゃないの?
- 値段が高すぎる
といった悪評も。
そこで実際にモグニャンを食べさせている私が、悪い評価をチェックしてみることにしました。
私がモグニャンを知ったきっかけ
私がモグニャンを使うようになったのは、野良猫ちゃんを保護したのがキッカケでした。

昨年冬の初め頃、我が家の庭で寒そうにしている雑種の猫を発見。
毛並みも汚く首輪もしていないので、野良猫ちゃんだと思ってとりあえず家の中に入れてみました。
最初は「野良猫ちゃんだし、警戒されるかな?」と心配していましたが、意外にリラックスしてご飯を食べたり水を飲んだり。
また外に出すのは可哀想になって、家族と相談して我が家にお迎えすることにしました。
とりあえず病気がないかどうか、動物病院で診てもらうことに。
その動物病院の待合室でたまたま仲良くなったのが、猫好きのSさん。
私は猫を飼うのが初めてだったので、経験者のSさんに予防接種のことや、健康管理のことについて色々と教えてもらいました。
そのSさんにキャットフードについて聞いてみたところ、「モグニャンがいいよ」とすすめてくれたのがきっかけです。
実際にモグニャンを試してみた
うちのコは推定5歳と診断されましたが、本当の年齢はもっと高齢かもしれません。
野良猫ちゃんで栄養状態が悪かったことも踏まえ、早目にグレインフリーのモグニャンで体調管理をはじめることにしました。
いきなり新しいキャットフードに変えて食いつきはどうかな?と心配しましたが、最初から食いつきは良く、飽きることもないようです。
もともと便秘ぎみでストレスからかあちこちで爪とぎされて困っていましたが、モグニャンを与えてからは快便快眠健康そのもの!
獣医さんにもみる度毛ツヤが良くなってきて「フードがいいんだね」と言われました。
そんなわけで、ここ1年ほどモグニャンを定期購入しています。
モグニャンは怪しい?みんなの口コミを見てみました
そんな感じで我が家では愛用しているモグニャンですが、SNSで愛猫家の投稿をチェックしていると、
- モグニャンは怪しいらしいよ……
- 高評価の口コミもステマじゃないの?
- 海外産だから危険な成分が入っている?
といったネガティブな口コミを見かけます。
例えばこんな感じ。
我が家では普通にモグニャンを与えていてまったく問題はないのですが、上記のような悪評があるのも事実です。
少し心配になってきたので、モグニャンについて改めて調べてみました。
モグニャンの基本情報
まずはモグニャンについて基本的なところをまとめてみました。
製品名 | モグニャン |
---|---|
硬さタイプ | ドライ |
粒の大きさ | 約8mm |
対応猫種 | すべて |
対応年齢 | すべて |
容量 | 1.5kg |
標準価格(税込) | 4,356円 |
1キロあたり単価 | 2,904円/kg |
国産 |
✕ イギリス |
製造工程 |
◎ 欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)認定工場 |
主原料 | 白身魚(65%) |
グレインフリー |
◎ 穀物不使用 |
添加物 |
◎ 着色料・香料不使用 |
酸化防止剤 |
◯ ローズマリー抽出物 |
その他原材料 | タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、セルロース、サーモンオイル、フィッシュスープ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ビタミン類(ビタミンA、D3、E)、乳酸菌 |
公式サイト | https://www.mognyancatfood.co.jp/ |
この表を見て疑問に思うところをあげてみると、
- 海外産だけど安全性は大丈夫?
- グレインフリーって本当に必要なの?
- 1キロあたり2,900円って高すぎない?
といったところでしょうか。 そのあたりの疑問点を調べてみました。
モグニャンの安全性|海外製だが厳しい認証基準をパスしている
まずはモグニャンは海外製だけど安全なの?というところから見ていきましょう。
たしかに国産だと安全というのが当たり前になっていますから、イギリスで製造されているモグニャンは危険なものが入っているのでは?と不安になりますよね。
ただペットフードの場合、必ずしも国産が安全という定説は当てはまらないようです。
海外ではペットに対する意識が高く、動物愛護の精神が根付いています。
ドッグフードやキャットフードの品質についても、日本よりも厳しい基準が設けられています。
ヨーロッパでペットフードの権威と言われているのが、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)と呼ばれる組織。
FEDIAFは、
- ペットフードの栄養ガイドラインの作成
- ペットフード製造工場の認定
といった基準を作っています。
モグニャンが製造されているイギリスの工場は、このFEDIAFの認定を受けています。
原材料の仕入れから出荷後のトレーサビリティに至るまで、厳しい品質チェックを満たさないとFEDIAFの認定は得られません。
このことから、モグニャンの安全性は高いと考えてよさそうです。
モグニャンのグレインフリーは必要?
グレインフリーとは、原材料に穀物を使っていないという意味です。
ここで穀物とは主にトウモロコシや小麦のことを指します。
よく猫は肉食動物だから穀物は不要という内容の記事を見かけることがあります。
しかしそれは極論というもので、飼い猫の場合はある程度の穀物が必要です。
またドライフードの場合、成形するために穀物のグルテンが必要な場合がありますね。
原料は粉砕・混合され、加水・加湿を受けエクストルーダーに挿入される。〜(中略)〜原料中のデンプンがドライフードの形状を作る構造体の役割を持っているのである。
ペット栄養学会誌, 24(1), 2021
このように穀物が絶対悪というわけではありません。
ただ猫の場合トウモロコシなどの穀物を与えすぎると、肥満や糖尿病などの原因となります。
また穀物は中国やアメリカなどから輸入されたものがほとんどですから、農薬の心配もありますよね。
したがって穀物を使わないグレインフリーのキャットフードが注目されるようになったのです。
モグニャンでは穀物の代わりに、サツマイモやキャッサバ(タピオカ)などのイモ類を入れています。
これらのイモ類から必要な炭水化物や食物繊維はしっかり摂れますから、安心ですよね。
モグニャンの価格は高すぎる?
モグニャンは1キロ単価で2,900円と、キャットフードとしてはかなり高価な部類です。
いわゆるプレミアムキャットフードというジャンルですね。
だからモグニャンの値段は高すぎる!という口コミが多いのは当然と言えるでしょう。
他の一般的な市販ドライフードであれば、1キロ単価で500〜800円というところでしょうか。
ただ一般的な市販フードの場合、心配なのが原材料と添加物です。

トウモロコシなどの穀物については評価の分かれるところですが、主食である肉・魚についても加工品が多く含まれていますね。
モグニャンの場合は生の白身魚を使っているので、素材の新鮮さや品質をそのまま生かしています。
また安価な市販キャットフードでは、品質を安定させるために、セルロースやゼラチンなど不要な添加物も多いです。
無添加と明記されているモグニャンとは、かなり品質に差がありますね。
そんな差が価格に現れているとしたら、モグニャンの値段が高いのもやむを得ないと言えます。
愛猫家にとっては大事なわが子ですから、多少値がはっても良いキャットフードを食べさせてあげたいですよね。